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    アークプラザⅡ 3F

大腸カメラ

大腸カメラについて

大腸カメラとは

大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入して、直腸から盲腸までの全大腸を調べる検査です。

早期の発見はもちろんのこと、組織検査や大腸ポリープの切除も同時にできるため、診断と治療をかねた非常に有用な検査です。

大腸癌の早期発見・早期治療を!

日本人は一生のうちに、2人に1人が『がん』と診断され、4~6人に1人が『がん』で亡くなります。

がん死亡数の順位(2020年) | 国立がん研究センターHPより引用

この『がん』のなかでも大腸がんは、近年増加傾向にあり、がん死亡数の男女合計で2位、女性は1位となっています。

大腸がんの5年生存率の棒グラフ

大腸がんは早期癌のうちに、早期発見ができれば、内視鏡で切除ができ、完治が可能です(上のグラフのステージ0とステージ1の一部が早期癌です)。

できれば癌になる前に切除を!

大腸がんの一般的な成り立ちとして、最初に良性のポリープ(腺腫)ができて、それが成長する過程で、がん細胞が混ざってきます。

良性の大腸ポリープ(腺腫)が癌になるまでイラスト図 | 腺腫(良性)が大きくなると癌細胞が混ざってきます!

大腸ポリープ(腺腫)が癌化する割合は、5mm以下では0.46%、6-9mmで3.3%、10mm以上では28.2%という報告もあります。

『癌化する前の小さなうちに内視鏡で切除する』というのが非常に重要です。

ポリープもあまり大きくなると、切除後の出血のリスクが増えるため、外来での日帰り手術は難しく、入院での治療が必要となります。
さらに癌が進行すると、内視鏡での切除は難しく、外科手術が必要となってきます。

早期大腸癌 → 当院にて内視鏡で治療可能! | 進行大腸癌 → 総合病院で外科手術が必要

外科手術が必要になると治療に伴う、時間的負担・体力的負担・精神的負担・金銭的負担は極めて大きくなってしまいます。

大腸ポリープ(腺腫)が癌化する前の、小さなうちに切除することにより、なによりも、癌になるリスクが下げられますし、入院でかかる時間や費用を節約することもできます。

このため当院では、安全に切除できる範囲で可能なかぎり、日帰りでの大腸ポリープ切除を行っております。

検診の検便(便潜血検査)陽性となったら大腸カメラを受けましょう!

会社や自治体で行っている年に1回の検診の中に、2回に分けて便を採取する、検便(便潜血検査)があります。

便潜血検査は大腸癌の1次検診で、陽性となった場合の精密検査が大腸カメラとなります。

便潜血検査が1回でも陽性になったら、精密検査の大腸カメラを受けましょう!

便潜血検査で陽性になり大腸カメラを行うと、進行癌の90%以上、早期癌の約50%、腺腫などのポリープの約30%を見つけることができます。

その結果、大腸癌の死亡率を約60%、大腸癌になるリスクを46~80%下げることが報告されています。

先ほどの説明のように、大腸癌の元になる腺腫のうちに内視鏡で切除できれば、大腸癌の予防につながります。

「検便で1回だけひっかかったから大丈夫」というのは危険です!

大腸癌の予防のため、そして早期発見・早期治療のため、便潜血検査が1回でも陽性になったら、大腸カメラを受けてください!

大腸がん以外の病気にも注意が必要です!

大腸カメラで診断ができる病気は大腸がんだけではありません。

その一つに、近年若い人を中心に増加傾向にある『潰瘍性大腸炎』があります。

潰瘍性大腸炎

下痢や血便が主な症状で、状態が悪化すると腹痛や発熱を伴い、日常生活に支障をきたしてきます。

「若いから自分は大丈夫」と思わず、下痢や血便があった場合には大腸カメラが必要な場合もありますので、まずはクリニックに相談ください。

当院の大腸カメラの特長

特長1週末しかお休みのない方へ!土日に受けられる大腸カメラ

土日に受けられる大腸カメライメージ画像

働く世代で週末の土日しか休みが取れない方は多いと思います。

草加西口大腸肛門クリニックでは、『働く世代の週末しか休みの取れない方に大腸カメラを受けていただきたい!』という思いから、土日の大腸カメラを行っています。

いろいろな理由で週末しか検査を受けられない方に是非土日の検査をご利用いただければと思います。

土曜日は毎週午後に、日曜日は月に1回午前午後に検査を行っています。

毎月の日曜日の検査日程は、新着情報または、『当院のInstagram』にてお知らせをしています。

日曜日の検査については、検査の安全性を最大限確保するために、治療中のご病気のない方を対象といたしております。

患者様のご希望がございましても、医師の診察の結果により、日曜日の検査予約ができない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

内視鏡検査の予約には事前に医師の診察が必要となりますので、WEBにて診察予約をおとりのうえご来院ください。

特長2日頃お忙しい方へ配慮した可能なかぎりの日帰り大腸ポリープ切除

大腸ポリープイメージ画像

病院によっては1回目の大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合に、後日改めて2回目の大腸内視鏡検査を行いポリープ切除を行う場合もあります。

当院では、患者様の様々なご負担(時間・体力・費用)を軽減するために、可能なかぎり1回の大腸内視鏡検査でのポリープ切除をおこなっております。

日頃お忙しい中、再度検査予定を組むのが難しい方は、当院の内視鏡検査をご利用ください。

なお、ポリープが大きい場合や個数が多い場合などは、切除後の出血のリスクが増えるため、外来での安全な治療は難しく、入院が必要となります。

入院が必要な場合には、入院設備のある病院をご紹介させていただきます。

特長3『テーラメイド内視鏡』で『つらくない内視鏡検査』が受けられます

鎮静剤・鎮痛剤のイメージ画像

「友人から大腸カメラはつらいと聞いたので不安です、大丈夫でしょうか?」

「検診でひっかかり再検査になりましたが、以前の大腸カメラはつらかったから本当は受けたくないのですが...鎮静剤や鎮痛剤は使えますか?」

「検査後は車で仕事に行きたいから、鎮静剤や鎮痛剤は使いたくないな」

大腸カメラを受ける患者様それぞれにいろいろな思いや希望があります。

大きな施設では、スムーズに検査が進むように、患者様ごとに使用する薬剤の量を細かく調整したりするのが難しく、流れ作業のようなイメージがあります。

これは、大きな施設の特性上、時間内に多くの方の内視鏡検査をしなければならないためしかたがない部分もあります。

また、大きな施設では多くの医師や看護師がいるため、検査を受けるごとに毎回担当する医師やスタッフが変わり、前回の検査の情報が次の検査に十分生かされない可能性もあります。

当院では、全ての検査を院長が担当しているため、患者様一人一人に個別化した内視鏡検査『テーラーメード内視鏡』が可能です。

初めての大腸カメラで不安の強い方の場合は、鎮静剤・鎮痛剤を使用しての検査をお勧めいたします。

鎮静剤・鎮痛剤の効果には個人差がありますが、「ウトウト」した状態となり、気持ちの上でも安心して検査を受けていただくことができます。

「薬を使うのが怖いです」という方もご安心ください。

当院では、患者様の安全確保のため、パルスオキシメーター(血液中の酸素濃度を測定)や自動血圧計により、呼吸や血圧のモニターを適宜行い、状況によって適切な処置が行える体制を整えております。

当院で2回目以降の検査を受けられる方の場合には、前回の検査情報をもとに、より楽に検査を受けていただけるように、鎮静剤・鎮痛剤の使用量についてご相談をさせていただきます。

なお、鎮静剤・鎮痛剤を使用すると個人差はありますが、眠気・ふらつき・判断力の低下を伴うため、車や自転車の運転・危険な作業・重要な意思決定はできません。

検査当日に車や自転車で来院したい方、検査後にいつも通りにお仕事をしたい方などは、鎮静剤・鎮痛剤を使用しないでの検査ももちろん可能です。

その際には、痛みやつらさが少ないように丁寧に検査をさせていただきます。

特長4きれいで清潔な検査をご提供・徹底した感染対策

『きれいで清潔な環境で安心して快適に検査を受けていただきたい!』という思いから、当院では院内美化と感染対策に積極的に取り組んでいます。

患者様がお待ちいただく待合室はもちろんのこと、検査前後でご使用いただくトイレスペースは、スタッフが定期的に清掃し、皆様が快適にご使用いただけるよう努めております。

検査着やスリッパのイメージ画像

大腸カメラの際には、着替えが必要となりますが、検査で使用する検査着やスリッパは、全て使い捨てで清潔なものをご用意いたしております。

内視鏡検査で使うスコープの洗浄は、オリンパス社製の内視鏡自動洗浄消毒装置を導入し、ガイドラインに基づいた洗浄と高水準消毒を検査ごとに実施いたしております。

また、内視鏡検査でポリープ切除などの際に使用する器具類は使い捨ての処置具(ディスポーザブル)を使用しております。

その他の器具類については超音波洗浄器とオートクレーブを用いて、徹底した消毒・滅菌処置を行っております。

このように当院では、ガイドラインに基づいた徹底した衛生管理・感染対策を行っておりますので、安心して内視鏡検査を受けていただけます。

当院の診療実績

草加西口大腸肛門クリニック 年間大腸カメラ件数の棒グラフ | 2023年は1014件

2018年8月の開院以来、多くの方に当院の大腸カメラを受けていただいております。

当院の大腸カメラは、消化器内視鏡専門医である院長が全例担当し、消化器内視鏡技師資格をもった看護師がサポートを行っています。

最高の技術と知識で、皆様に精度の高い大腸内視鏡検査が提供できるよう、日々研鑽を重ねております。

大腸カメラのながれ

まずは診察が必要です

診察の様子イメージ画像
  • 診察
  • 内視鏡検査日の予約
  • 検査前の下剤のお渡し
  • 専用検査食のお渡し
  • 血液検査の実施

診察のご予約はWEBでお取りください。
WEB予約:24時間受付

検査2日前から準備をします

検査2日前からの準備については、以下の動画をご覧ください。

大腸内視鏡検査前の下剤の飲み方について

予約日時にご来院ください

説明時にお伝えした『来院時間』にご来院ください。

当院外観

受付をします

診察券をご準備ください。
体温測定と簡単な問診票のご記入をいただきます。

受付のイメージ画像

更衣室で検査着にお着替え

更衣室で検査着にお着替えをしていただきます。

更衣室のイメージ画像

検査室にご案内

スタッフが検査室にご案内いたします。
ご案内までは、お手洗いを済ませて、待合室でお待ち下さい。

検査室にご案内イメージ画像

血圧測定・点滴ルート確保

安全な検査のため、検査前の血圧測定や、点滴ルールの確保を行います。

血圧測定・点滴ルート確保イメージ画像

鎮静剤・鎮痛剤投与(希望者のみ)

より「つらくない検査」を受けていただくために、ご希望の方には検査前に、鎮静剤・鎮痛剤の投与を行います。

鎮静剤・鎮痛剤のイメージ画像

左向き横向きで検査開始!

準備が整いましたら、左向き横向きの体勢になっていただき、おしりからゆっくりカメラを入れて検査を始めていきます。

検査開始イメージ画像

仰向けになります

おしりからカメラが入ったら仰向けになります。

仰向けイメージ画像

大腸の奥までカメラを進めて戻りながら丁寧に観察します

直腸から盲腸までカメラをすすめて、再び直腸までもどりながら丁寧に観察をしていきます。

直腸から盲腸までのイメージイラスト

ポリープ切除などの処置

必要に応じてポリープ切除などの処置を行います。

ポリープ切除イメージ画像

最後に左下横向きになります

最後にもう一度左下横向きになっていただき、一番病気の多い直腸とS状結腸をよく観察してから検査を完了します。

左下横向きの体勢イメージ画像

検査時間

検査時間は、観察のみの場合は約15~20分、ポリープ切除などの処置をした場合は約20~30分となります。

上手に検査を受けるためのポイント

体の力を抜いてリラックス!→おなかに『ちから』が入るとカメラが進みにくくなります。
検査中に、何回か体の向きを変えますのでご協力ください。

着替え後に医師からの説明

更衣室でお着替え後に医師からの結果説明があります。
お着替え後は待合室でお待ち下さい。
医師からの説明の際に、検査後の注意点や、ポリープ切除などの処置をした場合には、次回の組織結果の説明のための外来予約をお取りいたします。

医師からの説明イメージ画像

お会計後にご帰宅

お会計後にご帰宅となります。

お会計イメージ画像

内視鏡設備

内視鏡室

内視鏡室
ベッドわきの患者様用のモニター

ベッドのわきに、患者様用のモニターを準備しています。

大腸内視鏡検査の際には、患者様ご自身が検査中の画像をリアルタイムに見ることができます。

このため、実際の画像をみながら患者様への説明が可能です。

ご自身の腸の中や、ポリープ切除などの処置の様子を見てみたいという方は、是非当院での検査をご検討ください。

内視鏡システム

内視鏡システム

オリンパス社製の内視鏡システムを導入しております。ハイビジョン対応CCDを搭載し、高精細な画像で制度の高い検査を実現しています。

また、光デジタルによる画像強調観察(NBI)や拡大観察を用いることで、通常観察では発見できない早期癌の発見を協力にサポートいたします。

ベッドサイドモニタ

ベッドサイドモニタ

内視鏡検査で最も重要な事は、『安全に検査を受けていただくこと』です。

当院では、日本光電社のベッドサイドモニタを導入し、検査中には患者様の安全確保のため、パルスオキシメーター(血液中の酸素濃度を測定)や自動血圧計により、呼吸や血圧のモニターを適宜行い、状況によって適切な処置が行える体制を整えております。

特に、鎮静剤・鎮痛剤を使用する場合は、呼吸状態の悪化や血圧の低下などが起こる可能性がありますので、患者様の状態をモニターでリアルタイムに観察をし、安全で安心な検査を心がけております。

内視鏡自動洗浄消毒装置

内視鏡自動洗浄消毒装置

患者様により安全で安心な内視鏡検査を受けていただくためには、内視鏡の確実な洗浄と当水準滅菌処理が必要です。

当院では、ハイレベルな洗浄とスピーディーな高水準滅菌が可能なオリンパス社製の内視鏡自動洗浄消毒装置を導入いたしております。

ガイドラインに従って、1検査ごとに徹底したスコープの洗浄消毒を行っておりますので安心して検査を受けていただけます。

ディスポーザブル処置具

ディスポーザブル処置具

また、内視鏡検査でポリープ切除などの際に使用する器具類は使い捨ての処置具(ディスポーザブル)を使用しております。

患者様お一人お一人の処置ごとに新しい器具を使いますので、使用回数に伴う劣化などもなく、常に清潔で精度の高い処置が可能となっています。

当院では、検査の際に使用する処置具の一つ一つについても徹底した感染対策を心がけておりますので、安心して検査を受けていただけます。

炭酸ガス送気装置

炭酸ガス送気装置

大腸は日ごろはしぼんでいるため、検査の際には気体を送りこんで大腸を膨らませて観察をします。

これまでの検査では空気を使っていたため、検査中のお腹のはりや、空気が残ることによる検査後のお腹のはりや痛みがありました。

当院では、空気の200倍も早く吸収される炭酸ガス(CO2ガス)を用いているため、検査中と検査後のお腹の張りや痛みを極力おさえることができます。

内視鏡用送水ポンプ

内視鏡用送水ポンプ

大腸カメラの前には下剤を飲んでいただき、腸の中をきれいにしてから検査を行います。

しっかりと下剤を飲んでいただいても、大腸の中に便のカスが残ったりすることがあります。

便のカスが残った状態では、観察が不十分となり、精度の高い検査ができなくなってしまいます。

当院では、内視鏡用送水ポンプを用いることで、腸をきれいに洗いながら観察ができるため、より精度の高い検査を受けていただけます。

オートクレーブ

オートクレーブ

使い捨て(ディスポーザブル)以外の器具類については超音波洗浄器とオートクレーブを用いて、ガイドラインに従い、徹底した消毒・滅菌処置を行っておりますのでご安心ください。

超音波洗浄機

超音波洗浄機

使い捨て(ディスポーザブル)以外の器具類については超音波洗浄器とオートクレーブを用いて、ガイドラインに従い、徹底した消毒・滅菌処置を行っておりますのでご安心ください。

大腸カメラ検査費用

1割負担 3割負担
大腸カメラ
(観察のみ)
約3,000円 約6,000円
大腸カメラ+
組織検査
約4,000~7,000円 約10,000~20,000円
大腸カメラ+
ポリープ切除
約7,000~10,000円 約20,000~30,000円
  • 上記は検査当日の費用の目安になります。
  • 便の培養検査など追加の検査を行った場合は別途費用がかかります。
  • 内視鏡検査前の診察や血液検査の費用は含まれておりません。
048-951-0421
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診療内容
肛門科、大腸カメラ、胃カメラ、消化器科、大腸がん検診
院長
金澤 周
(医学博士/日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医/日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医)
住所
〒340-0034
埼玉県草加市氷川町2144-11
アークプラザⅡ 3F
最寄駅
東武スカイツリーライン「草加駅」より
徒歩3分
休診日
木曜日・日曜日・祝日・振替休日
  • ●…8:50〜12:00
  • 受付時間以外はエレベーターは動きませんのでご了承ください。
  • 当院は『完全予約制』です。来院の際にはWEBから『診察予約』をおとりください。
  • 内視鏡検査の予約の際にはお時間がかかります。院内滞在時間短縮のため、事前に『大腸内視鏡検査前の下剤の飲み方』の動画をご覧になってからご来院ください。
受付時間 日祝
9:50~12:00
16:50~18:30

お会計は現金または以下クレジットカードによる決済が可能です。

  • Visa
  • Mastercard